NLPの科学的な根拠について
2022年2月8日

このブログでは、NLPの科学的な根拠についてお話をしたいと思います。
まず結論として、NLPの心理療法としての根拠は科学的に証明されています。
その根拠として、ここでは2つの実験結果を紹介しています。
この2つの記事は、元となる英語サイトからの簡易翻訳になりますので、それぞれの記事の最後に、ソースとなっている英語サイトへのリンクを記載しております。
NLPの有効性についての科学的実験(その1)
Institute for Eclectic Psychology Nijmegen, The Netherlandsのヤープ・ホランダー(Jaap Hollander)とオリバー・マリノウスキ(Oliver Malinowski)による実験結果
実験の内容
この研究の主な目標は、軽度の心理的および社会的問題を抱える人たちに対して、神経言語プログラミング(NLP)の有効性を評価することでした。

25人の参加者は、NLPコーチングを受ける少なくとも20日前と20日後に、それぞれが選択した問題行動に対して、10段階の評価尺度で採点するように求められました。
さらに、変化の尺度は、結果評価尺度(ORS)を使用して観察され、SPSS ARIMAを使用して目視検査と統計分析を通じて、NLPコーチングの有効性が調べられました。
複数のN-of-1試験使用して、NLPコーチングを受けている個人の行動の変化を調べました。
この試験では、被験者に対して1回のNLPコーチングセッションを行いました。
結果は、16人(64%)が、NLPのコーチングを通じて、心理的、及び、社会的問題を改善させたことを示しました。
ANOVA(分散分析法)を使った反復測定では、NLPのコーチングを受けた後、参加者の全体的な幸福が平均して増加したことを示しました。
これらの結論は、NLPを使用したコーチングは、軽度の心理的、及び、社会的問題の治療に効果的であり、1回のコーチングセッション後に全体的な幸福感を高めることができると結論付けています。
NLPの有効性についての科学的実験(その2)
マレーシアのマラヤ大学、カマラル・ザマン・アフマッド博士(Dr. Kamarul Zaman Ahmad)の記事より抜粋
実験の内容
NLP、タイムラインセラピー®、ヒプノセラピーと、ストレスと否定的な感情の軽減の相対的な有効性について。

テストグループの回答者は、「NLP、タイムラインセラピー®、ヒプノセラピーを通じて自分自身に力を与える」というワークショップの参加者でした。
ストレスと否定的な感情の強さは、1から10までの数値スケールを使用して測定されました。
10が最も強烈で、1つはそのような感情がまったくないことを示します。
参加者は、実験の前に、現在のストレスレベル(1から10)を示す必要がありました。次に、漸進的筋弛緩法(PMR)のテクニックによってリラックスする方法を学んでいただきました。
このプロセスには、サウンドシステムで再生される関連する自然の音が伴いました。この間、参加者はストレス/リラックスのレベルを測定するように求められました。
その後、参加者は徐々に通常の状態に戻り、その後すぐに、再び質問票に自分のスコアを示すように求められました。1つは誘導中にどれだけリラックスしたか、もう1つは完全な意識に戻った後の気分です。
NLPセッションは初日の午後に行われました。
参加者は、まだストレスを感じている未解決の出来事を思い出すように求められました。彼らはそれを鮮明に覚えていて、記憶に自分自身のストレスを関連付けるように求められました。
彼らは、記憶を思い出すた時のストレスのレベルを示すように求められました。次に、彼らはディソシエイト技術を教えられました。次に、彼らは心の絵である「サブモダリティ」に変化を与えるように指示されました。
タイムラインセラピー®セッションは、2日目に実施されました。午前中、講師はタイムラインセラピーの理論、基礎、技術について説明しました。
次に、午後、まず、ストレスを感じた原因となった最も怒りを感じた1つのイベントを思い出すよう指示されました。彼らは怒りの感情的な強さのレベルを記録するように指示されました。
その後、参加者はタイムラインセラピーのやり方を教えられ、怒りを解放するためにグループ誘導が行われました。次に、回答者は、タイムラインセラピーのプロセス後の怒りの感情的な強さのレベルを記録するように求められました。同じことが悲しみの否定的な感情についても繰り返され、それは彼らがストレスを感じる原因でもありました。
実験の結果
テストグループでは、SPSSを使用して実行し、NLP、タイムラインセラピー、およびヒプノセラピーを通した実験手法に参加する前後の感情の強度レベルの変化を評価しました。
結果、3つの手法すべてにおいて、強度レベルが大幅に低下しました。
タイムラインセラピーに関連しては、テクニックを教えられる前の怒りに対する参加者の平均スコアは6でした。その後の平均スコアは1.28でした。
32人の参加者のうち25人は、20分以内に過去の怒りを完全に取り除くことができました。10分未満でそれを行うことができた人もいました。
NLPは科学的な根拠のある心理療法なのか?
はい。全く持って科学根拠のある手法です。
